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起業成功のために

FOR SUCCESS

メッセージ
~独立・開業を目指している人へ~

独立・開業しようとするあなたにとって大切なこととは

 独立・開業しようとするあなたにとって大切なのは、自分と向き合うことです。自分と言う存在に目を向け、自分が本当にしたいのは何なのか、それが人の幸せにどうつながっているのか、社会に貢献しているのかなど自分のしたいことがどんな人生の目的につながっているのかを知ることにあります。
 誰かがやっているから、誰かが成功しているからという動機は行動するときに至りやすい考えですが、そこには成功につながる素はありません。
あなたがそのことをやっているとき、その仕事が世界に広がっていくことをイメージしたときになんともいえない心地よさ、心の喜びのようなワクワク感(興奮することではありません)を感じられるとき、その仕事はあなたの人生の目的への道を歩き出したと言えます。

自分がどういう人間なのかを知ること

 次に大切なのは自分がどういう人間なのかを知ることです。分かっているつもりでよく分かっていないのが自分です。あなたが「自分」だと思っている「自分」は一つではありません。
 「自分」は次ように分かれています。
過去の自分・未来の自分・今の自分 そして本当の自分
 そしてこの順番に理解しやすくなっています。一番わかりやすいのが「過去の自分」一番かわりにくいのが「本当の自分」です。
 「本当の自分」の存在を認め、そこからやってくるアイデアをいかに採用するかでビジネスの成功が決まってきます。「本当の自分」を知ることこそが人生の目的に沿った仕事の選択を可能にするといえるでしょう。

自分はこんな人間だ・・・ってどんな人間ですか?
自分は頑張り屋だ・・・誰のために?
自分はせっかちだ・・・どんなときに?
自分は真面目だ・・・誰と比べて?


などなど自分の性質に様々な角度から疑問を投げかけてみると、違った答えがでてきたりします。そして、「本当の自分はそんなことはやりたくなかったのに、そんなふうに見せておくと、自分のことを認めてくれる人が多いからやっている」ということが次々とでてきます。人にとやかく言われようが、私はこれがやりたい、私はこうありたい、私はこれが好きだというものそれが本当にやりたいことです。自分がそれをやっているときのイメージが湧いてきて、そのとき周りの様子なども感じ取れる・・・そのときの感情、もしそんな感じが出てくればそのイメージは必ず現実のものになります。
 本当にやりたいことというのはこういうものなのです。

自分への正しい批判を受け入れる

 自分を知るために必要なことがあります。それは、正しいフィードバックです。
家族も含め周囲の人たちの中で、嫌みや嫉妬ではない正直な批判をしてくれる人はいますか、もし、そんな人が複数いるとすれば、あなたは自律した人といえるでしょう。あなたが言われると深く傷つくことを自分の成長のために受け入れることができれば、すでに自己実現に向かっているでしょう。
 ただ、ほとんどの人は自分への正しい批判をする人を遠ざけようとします。そして、地位や給料があがるたびに遠ざける人の数を増やしていきます。その結果、あなたは自分が本当はどんな人間なのかサッパリ分からなくなってしまいます。一つだけ言えることは、あなたが「これが本当の自分」だと思っている自分とは、あなたの周囲にいる人、あなたの知らない人の力によって創造された環境が存在するという前提に立っています
 もし、その環境がなくなったら、その環境の外へ出たら、あなたは一体どんな人間なのでしょう?
 そこのことを真剣に考えることから始める。それが独立・開業の題一歩です。

仕事の大半は組織のおかげで成り立っている

 今のあなたが組織にいて、その組織の中の肩書きで仕事をしているとすると、仕事の大半は組織のおかげですし、家族がいるのならば、自分の運や健康が保たれているのはほとんどが家族のおかげです。それ以外に多くのおかげが存在していることを腹の底から理解するためには自分という人間を知るために覚悟しなければいけません。
「人間にとって、最も簡単なことは人に忠告すると」
「人間にとって、最も難しいことは自分を知ること」

 これは、歴史に登場する最初の哲学者タレスの言葉です。
 多くの人は逆のことをやっています。
 その結果、自分の能力というものが周囲の人たちの合意の上で体感できるという単純な理屈を忘れてしまっているのです。
 自分のアドバイスによって、部下が成長したのではありません。その部下がアドバイスの意味や背景を理解し、自分にとってよりマッチするスタイルに作り上げた結果です。人財育成においてこのような事例がほとんどです。

自分を知るトレーニング

「欠点を克服しようとする姿勢こそ、長所を開花させる原動力である」
 例えば、普段の顔が強面の人のが、社会保険労務士の資格を取って事業を始めようとしても顧客がつくのには時間がかかります。それは笑顔がステキな人と比べると何倍の時間になるでしょう。それでも仕事の内容で勝負し続けるには相当な覚悟と忍耐が必要になります。それよりも、全力で笑顔をつくるトレーニングをしたほうが、未来は明るいでしょう。
 強面で有名な人気俳優 遠藤憲一 がこんなことを言っています。
「自分はこんな顔だから、初対面の相手はみんなひいちゃうんです。だから意識して、目いっぱいの笑顔をつくっていたんです。今では、無意識にできるようになりました」
この感性はとても大切です。遠藤さんの人気の秘密はこんな姿勢にもあるのでしょう。
 では、どうやって自分を知ればいいのでしょうか?
二つのアプローチがあります。

1.心理テストとそのフィードバックにより自分を知る
様々な心理テストがありますが、そのなかでも自分でも気づかない本来の自分を浮き彫りにするものがあります。TA(transactional analysis 交流分析)のエゴグラムOKグラムストロークチェックなどがそれです。これらを活用することによって、自分への理解が深まり、自分のやりたいことが本来の自分から発せられたメッセージなのかを確認することができます。
2.人生の目的と運の状況を理解することで自分を知る。
 本来の自分の姿が分かってくると自分の本当にやりたいことのイメージが見えてきます。ただ、そこにはもう一つというものがかかわってきます。
 運というものについて考えてみましょう。
運も実力のうちという言葉があります。
どんなに才能があっても、どんなに人望があっても、どんなに魅力的な人だったとしても、運が悪ければ成功しないということです。

 逆に才能、人望、魅力をそれほど持っていなくても運のいい人は成功するということです。
  運というと何かいきあたりばったりの感じがしますが、あなたがいい流れに乗り、そしていい流れがあなたのもとにやってくるような生き方、考え方、行動がとれるかどうかです。
 あなた自身が意識していくことによってその流れをつかむことができるのですが、あなた自身ではどうにもならない見えない世界の問題があります。
 それは、あなたの魂のあり方、過去世からの因果、見えない世界に存在する様々な力の存在の影響などです。これらに気づかずにいくら努力を重ねても成功には向かえません。
 あなたを取り巻く見えない世界を調べ、成功へ続く道の障害となっている原因をつきとめ、その存在を消していくことはあなたの独立・起業とその後の成功をズム―ズにさせます。
1と2を行なうことによって、自分はいったいどういう人間なのか、何をするのがよい人間なのかが分かってきます。つまり自己理解が深まるわけです。この自己理解こそが新たな仕事を始めるための土台になります。

独立する人の課題

 独立する人の具体的な課題を挙げてみました。

独立する人が持っているマイナスとプラス

1.勘違い
・自分の能力や成果の錯覚
・よいものを提供できることと売れることの違い
・使えるリソースと使えないリソースの判断

2.未知への不安
・未知への不安は手続きの一つ
・摩擦と向かい風の理論
・感謝と許し- 価値観からの解放

3.自分を知ろうという意欲
・自分を見つめる習慣が重要
・ステップアップするたびにより深い探索が必要になる
・最後は「運」とうものにたどり着く

したいことの具体的なイメージ

1.何をしたいのか
2.どんなイメージなのか
3.イメージはしっくりしているのか
4.相手軸で考えることができるか
5.自分を知ることに躊躇しないか
6.自分を変えようと思うか
7.収益を考えているか

人とお金についての意識するポイント

資産ができるまで無理な人脈は広げない
無駄な人脈は無駄な支出を増やす
人を気持ちよくさせて無駄な買い物をさせる人と縁を切る
一定の資産ができるまで人脈は縮小する

まとまった資金をつくることが一番の選択枝
まとまった資金が経済的自由と将来のリスクを収益に変えられる
お金を稼ぐことができる人は他人を中心に考えられる
真の経営者は相手の望みや相手が必要とするものをよく知っている
相手が何を考えて、何を欲しがっているのかを理解することができるかどうか
相手中心に考えるということは、相手に従属的になることではない。
相手が欲しいものを相手の立場で理解し、提供できるということ

成功法則には目新しいものはない すべてありふれている
ただ、それを毎日続けられることができるかどうかである。
新の成功は時間がかかることがわかっている

真の経営者は目新しいことよりも、過去。現在、未来において変わらないものに着目する
何が変化しないのかを見つけることこそ成功の秘訣
目新しい話しばかりに関心を寄せてしまうのは要注意であり、すべる。
本質的には変わっていないのに、表現の斬新さだけで、画期的であると勘違いしやすい。

最も大切なのは、収入の一定割合を必ず貯蓄し、これを投資に回すという黄金律

陥りやすい失敗の事例

共感と理解の違いを認識していない この二つの峻別が大事
ビジネスの世界では、人を理解するために共感する必要はない
もし、共感が必要と感じるならば、相手の嫌がることをしないということ
最も大切なのは、相手にとってメリットがあるどうかを追求すること

ビジネスで成功するには相手に嫌われる勇気が必要
真の経営者はきちんと批判し、文句は言わない
批判が言えずに、不平不満を言う人は経営者になれないということ

自分を客観視できることが経営者の条件
真の経営者は自分の好き嫌いとやるべきこととは同じではないことを知っている
そして、それを実行している。

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